『ハロウィン?』
本社三池です。休みの日に、買い物に行った時の事、まだ10月上旬で店舗は、「ハロウィン」と「クリスマス」ムードの二色化で何か違和感を感じました。
ところで、「ハロウィン」って何だろう?ここ最近では仮装行列としてのイベント化してますが、そもそもはヨーロッパ発祥で、秋の収穫を祝い先祖の霊をお迎えすると共に悪霊を追い払うお祭りで、古代ケルトの暦では、11月1日が新年とされ大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が戻ってくると信じられていました。しかし、悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響を与えたり、子どもをさらったり、人間たちに悪いことをすると言われており、そこで人々は身を守るために仮面や仮装をして悪霊の仲間に見せかけたり、魔除けの焚き火を行ったりしたと言われております。その後のハロウィンと言えば、仮装をした子供達が街を歩き回り、「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!)と玄関先で声をかけてお菓子をねだる様子が名物。「トリック・オア・トリート」と言われたら、大人たちは「ハッピーハロウィン!」と答えて、お菓子を渡すのが習わし。又、ハロウィンのシンボルとなっている、「ジャック・オー・ランタン」お化けカボチャ。カボチャを刻んで恐ろしげな顔を作り、悪い霊を怖がらせて追い払う為、ハロウィンの晩、家の戸口の上り段に置くと言うのが本来の姿。
今では1990年代後半より始まった東京ディズニーランドのイベント・ディズニー・ハロウィーンをはじめとするイベントが各地で開催された事に加え、2000年代後半より菓子メーカーが相次いでハロウィン商戦に参入したことなどを契機としながら、2010年代中盤には SNSによって広まったとの事。その結果、毎年各地で飲酒による問題やトラブルが発生しており、記憶に新しい昨年2022年10月29日にソウル特別市の繁華街で、集まった群衆が狭い路地の坂上から折り重なるように倒れる事故が発生し、日本人2名など外国人を含む158人の死者を出す大惨事となりました。本年2023年10月31日の渋谷では東京都渋谷区長はハロウィン目的で渋谷に来ないように呼び掛けており、一人一人の常識やモラルが問われています。せっかくのお祭りイベント、報道では悪い所ばかり放送されていますが、マナーやルールを守り、楽しい思い出を残したいですね・・・。