「思ったより長かった… 10年」
「不如帰」
↑この漢字何て読むか知ってますか?
こんにちは、東北営業所の庄司です。
本日、東北営業所に一ノ瀬社長が来所され、永年勤続表式が行われました。今回は大型担当ドライバーのM田さんが勤続10年で表彰されました。いつも寡黙で物静かなM田さんも表彰状と金一封を手渡されるとにっこりしていました。
「10年間お疲れさまでした、10年間はどうでしたか?」と聞かれると「思ったより長かった」と答えてくれたのが印象的でした。今後について聞かれると「これからも頑張って20年勤続を目指す」と意気込みを語ってくれました。
冒頭の読み方は「ホトトギス」、多様な表記の一つ
不如帰は『ホトトギス』と読みます。当て字であるため、知らないと正しく読めないことが多いでしょう。『ふじょき』と読むこともあります。
ホトトギスは、別の漢字表記ではないかと思う人もいるでしょう。実は、ホトトギスには複数の漢字表記があるのです。代表的なものは、『時鳥』『子規』『杜鵑』『郭公』『杜魂』『蜀魂』などになります。
初夏に日本に渡来してくるホトトギスは、古くから初夏の風物詩として捉えられていました。そのため、初夏の季語として数多くの俳句や短歌に登場しています。
戦国三英傑の句で有名
数えきれないほどの文学作品に登場するホトトギスですが、広く知られているのが戦国三英傑を詠んだ三つの句でしょう。
- 織田信長:鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス
- 豊臣秀吉:鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス
- 徳川家康:鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス
三英傑それぞれの人間性や天下統一への戦略の特徴を表現しています。短気で残忍な信長、努力家で要領がいい秀吉、保守的で忍耐強い家康というのがイメージでしょう。
「思ったより長かった」と答えてくれたM田さんの話を聞いて、10年間耐え忍んでご苦労されたんだなぁと思い、家康の忍耐強いイメージが浮かんだのでホトトギスの話を思い出しました。
これからも色々大変な事があっても、20年永年勤続表彰されるように頑張ってほしいです。