「安全第一」って結局なんなのか。
本社の大堀です!
運送会社で仕事をしていると、「安全第一」という言葉をよく耳にします・・・
掲示物にも書いてあるし、会議でも出てくる。
点呼でも言うし、事故が起きれば改めて「安全」について確認する。
もちろん安全が大事なのは誰もが分かっています。
でもふと考えることがあります。
「安全第一って、結局なんなんだろう」
事故を起こさないこと。ルールを守ること。
スピードを出さないこと。無理な運行をしないこと。
もちろん、それも全部「安全」です。
でもそれだけではないと思っています。
「安全と仕事は、いつも隣り合わせ」
運送の仕事は、安全だけを考えていればいい仕事ではありません。
決められた時間に荷物を届ける。
お客様の希望に応える。
効率よく車両を動かす。
仕事を確保する。
そして、会社として利益を出す。
全部必要です。
現場では「安全だからこれでいい」と簡単に割り切れない場面もあります。
時間がない。予定より遅れている。
荷待ちが長かった。道路が混んでいる。
急な仕事が入った。
そんな状況でも乗務員は判断しながら仕事をしています。
だからこそ、安全を「事故を起こさないための決まり」とだけ考えてしまうと、
本当の意味での安全には繋がらないのではないかと思います。
「事故を起こさない」だけでは足りない
安全というと、どうしても事故件数や違反件数など、
結果の数字に目が行きます。
もちろん数字は大切です。
危ないと思ったときにちゃんと止まれたか。
「これくらいなら大丈夫」と思ったときに、一度立ち止まれたか。
小さな異常やヒヤリとした出来事をそのままにしなかったか。
こういう日々の判断や行動が積み重なって、結果として事故が起きない。
つまり、安全とは「事故が起きなかった結果」ではなく、
「事故を起こさないための毎日の行動」であるということです。
安全第一とは、「安全だけを優先する」ことではない
会社としては売り上げも利益も必要です。
仕事を断ればいい訳でもありません。
だからと言って、利益のために安全を犠牲にすることもできません。
じゃあどうするか。
私は「安全と仕事を両立させること」こそが、本当の安全第一だと思っています。
無理な仕事をすればいつか事故につながる。
無理な運行をすれば乗務員が疲弊する。
事故が起きればお客様にも迷惑をかける。
会社にも大きな損失がでる。
そして何より、誰かの人生を変えてしまう可能性がある。
だから安全は「仕事を止めるためのもの」ではなく、
仕事を長く続けていくための土台なんだと思います。
大丈夫だろうを減らしていく
事故は突然起きるように見えて、
実際には小さな兆候があることが多いといいます。
「まあ大丈夫だろう」
「いつもこれでやってるから」
「このくらいなら問題ない」
この小さな判断の積み重ねが事故に繋がることがあります。
だからこそ、「本当に大丈夫か?」
と一度立ち止まることが大切なのだと思います。
そしてそれを一人だけの責任にしない。
・営業所で声を掛け合う
・管理する側が現場を見る
・小さな異常を共有する
そうやって「大丈夫だろう」を減らしていく。
それが安全活動なんじゃないかと思っています。
最後に
「安全第一」という言葉は簡単です。
でも実際にやるのは簡単ではありません。
忙しい時ほど安全を意識する。
効率を求めるときほど無理をしない。
問題が起きていないときにも、問題の芽を探す。
その積み重ねが毎日の「何も起きなかった」を作っている。
何事もなく荷物を届ける。無事に帰ってくる。
当たり前のようにみえて決して当たり前ではありません。
「安全第一」とは何か特別なことをするのではなく、
毎日の仕事の中で「安全な方を選ぶ」ということ・・・
一人一人の行動として”安全”を会社全体で積み重ねていきたいと思います。


